つばきろく

日常生活の記録と感じたことのメモ

立派に社会の一部となった彼

昨晩、2年前に卒業した教え子と食事に行きました。


自分は非常勤の身なので希望進路は聞いていたものの、最終的な進路が決まる前に卒業式があり、わからないままでした。
1年ほど前にFacebookを通じて連絡があり、何度かメッセージでやり取りをしながら久しぶりに会いたいと言いつつ、自分の仕事の都合でなかなか会えず。進路の報告がないまま先に食事の約束のやりとりを始めたせいで、なんとなく今のことは聞けずじまいで。


自分が教えていたころは、最低限のタスクはさっさとこなして自分のペースで学んでいた彼。成績もクラス内では上位で、きっと大学に進学したのだろうと勝手に想像していましたが、卒業後はすぐ就職したとのこと。
いつか進学もするかもしれないけれど、今は働きたいと言っていました。


失礼かなとは思いつつ、元教え子ということで労働環境についていろいろ聞きましたが、ひどくはないけれど、決してよくはない印象でした。率直に、彼の良さが十分出せたら、もっと良い職があったのではないかと感じました。
彼自身も、転職も視野に入れて、今は目の前の仕事を頑張ると言っていました。
仕事が終われば家にまっすぐ帰り、食事をして、眠くなるまでケータイゲームをする生活だとか。趣味をつくればとか、友人と会えばとか言ってみましたが、すべて自分に返ってきて耳の痛い助言ばかり。


数いる教え子の一人であって、特に互いに思い入れのある存在ではなかったように思いましたが、こちらとしては学生としての彼と社会人としての彼の2つの面を見ることができ、なんだか感慨深かった。


クラスメートの中には大学や専門学校に行っている人も、とりあえずアルバイトで生活している人も、県外に行った人もいる中で、彼なりの考えをもって、決断をして今があるのだと考えると、自分が知らない2年間の彼の迷いが感じられるようで、勝手に親心を感じました。


自分に連絡したのが気まぐれなのか、何か意図があったのかはわかりませんが、彼の人生が今後より良い方向に向かうことを願い、応援する一人でありたいと思います。

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